ドジャースは本拠地ロサンゼルスで19日からメッツとの3連戦が始まり、大谷選手は2番・指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席はセカンドゴロに打ち取られましたが、0対4で迎えた4回は先頭バッターで第2打席に立ちフォアボールで塁に出たあと2アウトとなってから二塁に今シーズン5個目の盗塁を決め、その後味方のタイムリーヒットでホームにかえって1点を返しました。

第3打席は1対4の5回、2アウト一塁二塁のチャンスで迎え、変化球を鋭く引っ張り5試合連続のヒットがタイムリーとなって2対4と点差を縮めました。

大谷選手のタイムリーヒットは3月に韓国で行われた開幕戦以来です。

このあと、7回の第4打席は空振りの三振、9回の第5打席はセカンドゴロでした。

大谷選手は4打数1安打1打点、フォアボールが1つで打率は3割5分6厘と好調を維持していますが、日本選手の最多記録更新まであと1本としているホームランは4月12日以来、1週間持ち越しとなっています。

一方、先発登板した山本投手は2回、ホームランを打たれるなどして2点を先制され、続く3回もタイムリーヒットを許すなどして2点の追加点を奪われました。

4回も1アウト二塁三塁とピンチを招きましたが、ここは鋭い変化球で2者連続で三振を奪ってしのぎ、その後は持ち直して大リーグで初めて6回まで投げました。

2点を追う6回ウラ、味方打線が4対4の同点に追いついたため、山本投手の負けはなくなりました。

球数は99球、打たれたヒットが7本、フォアボールが1つで4点を失いましたが、三振は9つ奪って粘りのピッチングを見せました。

ドジャースはリリーフピッチャー陣が打たれ7回以降毎回失点し、4対9で敗れて2連敗です。

ドジャース「MVPトリオ」1回攻撃で出塁なしは今季初

この試合、ドジャースは1回の攻撃が3者凡退に終わり、1番・ベッツ選手、2番・大谷選手、3番・フリーマン選手の「MVPトリオ」が1回に3人とも出塁できなかったのは今シーズン22試合目で初めてでした。

これまでの21試合はすべての試合でMVPトリオの3人が1番から3番に座り、第1打席の成績では
▽1番・ベッツ選手が打率5割、出塁率6割1分9厘
▽2番・大谷選手が打率5割2分6厘、出塁率5割7分1厘
▽3番・フリーマン選手も打率3割3分3厘、出塁率4割7分6厘と
1・2番の2人を中心に驚異的な数字をマークして攻撃を引っ張っていました。

また、大谷選手は5回の第3打席でタイムリーヒットを打ちましたが、走者を得点圏に置いたタイムリーは3月20日のシーズン開幕戦以来およそ1か月ぶりで、待望の1本となりました。