首都バグダッドの南方にある軍事基地で爆発があったと報じられた=ロイター

【カイロ=時事】ロイター通信は20日、イラクの首都バグダッド南方約50キロの軍事基地で19日深夜(日本時間20日早朝)に大規模な爆発があったと報じた。AFP通信は1人が死亡、8人が負傷したと伝えた。

報道によると、基地にはイスラム教シーア派武装勢力などの連合体「人民動員隊(PMF)」が駐屯していた。PMFは、イラクの治安部隊として活動しているが、イランからの支援を受け、イラク駐留米軍への攻撃に関与してきた。今回の爆発とイスラエルが行ったとされる19日のイラン本土への報復攻撃との関連は不明。

治安筋はロイターに対し、攻撃主体が不明の空爆があったと説明した。米CNNテレビは、イラク治安筋の話として爆発はPMFの弾薬庫で起きたと報じた。