「サウナの森 水沼ヴィレッジ」で開業する6人用コテージ(17日、群馬県桐生市)

たこ焼き店「築地銀だこ」などを展開するホットランドは、群馬県桐生市で運営するレジャー施設にサウナやコテージなどをそなえた宿泊エリアを設けた。飲食店のみだった同施設で宿泊もできるようにすることでより多くの観光客を獲得し、地域活性化にも貢献する狙い。宿泊エリアは23日に開業する。

同社は2023年9月に、わたらせ渓谷鉄道水沼駅周辺に屋内バーベキュー場などをそろえたレジャー施設を開業していた。今回、第2期としてサウナやコテージなどを新設し、施設名も「サウナの森 水沼ヴィレッジ」に変更した。ホットランド子会社のホットランドネクステージ(東京・中央)が運営する。投資額は23年9月時点で見込んでいた約3億円(第2期分)を上回ったとみられる。

新たに設けたコテージは6人用と4人用の2棟。それぞれに宿泊者専用のサウナがあるのが売りだ。本格的なフィンランド式サウナが楽しめるという。価格は6人用コテージで1泊2食付き(大人2人)で8万円から。

「サウナの森 水沼ヴィレッジ」のコテージには宿泊者専用のサウナがある(17日、群馬県桐生市=写真は6人用コテージ専用のサウナ)

宿泊エリアにはコテージのほか、ドーム型テントを3つそなえたグランピング施設も整備。日帰り客向けのサウナも用意した。ドッグランも建設中で、ペット連れの観光客も立ち寄りやすくする計画だ。隣接地では、そば店も13日にオープンさせている。

ホットランドは桐生市で創業した。広報担当者は「飲食店だけでは観光客の滞在時間が限られる。周りの自然も生かした滞在型施設として創業地を盛り上げていきたい」と話した。